「経済安全保障」という言葉は日本の官民にすっかり定着したようにみえます。しかし、その意味やスコープについては理解が錯綜しており、企業として何を把握すべきか、またどのような体制を構築すべきか、戸惑う場面が少なくないのが実情です。今回の勉強会では、各国の最新の政策動向を踏まえ、経済安全保障の捉え方をわかりやすく整理した上で、様々な面で経済安全保障の最前線と化している自動車産業を事例に具体的な影響を分析し、企業が経済安全保障に向き合う上でのポイントを考察します。
また株式会社FRONTEO 経済安全保障室 戦略チーム永田麻紀子より、FRONTEO AI “KIBIT Seizu Analysis”を活用したサプライチェーンの解析事例についてお話いたします。
外務省に入省後、朝鮮半島、宇宙・海洋安全保障、国際原子力協力等に関する外交政策の企画・立案に従事。在大韓民国日本国大使館では北朝鮮情勢や韓国政治・外交に関する情報収集等を担当。2021年に丸紅株式会社に入社し、経済安全保障や地政学リスク等に関する調査研究や政策渉外業務に従事。東京大学法学部卒業、タフツ大学フレッチャースクールLL.M.修了(国際法修士)。