昨今の飛躍的な発展により、急速に利用が広がっている対話型AI「ChatGPT」に代表される生成AI。これらの登場によりAIがより身近なものとなり、一般はもちろん、業務に活用する日本企業も急速に増えている中、私たちはその特性を理解し利用する必要があります。そこで、自然言語処理・人工知能分野のエキスパートである狩野先生をお招きし、実例やデモンストレーションを交えながら、そもそも生成AIとはどのようなもので、何に使え何に適していないのか、注意点など具体的な研究事例の紹介を通じて経済安全保障における活用の可能性について幅広く解説いただきます。
また、株式会社FRONTEO 取締役山本麻理より、FRONTEO AI “KIBIT Seizu Analysis”を活用した紛争鉱物などのサプライチェーンの解析事例についてお話いたします。
2001年東京大学理学部物理学科卒、2003年東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻修士課程修了、2007年同博士後期課程満期退学、博士(情報理工学)(東京大学、2011年)。
同特任研究員、JSTさきがけ研究者等を経て、2014年に静岡大学学術院情報学領域 准教授(現在に至る)。
人工知能学会代議員、情報処理学会・言語処理学会各正会員。
大学院より一貫して自然言語処理の研究に従事。より人間に近い自然言語処理モデルの構築と、対話・医療・法律・政治など言語処理の応用に興味をもつ。